オペラキッス（2000年生、母ミムズキッス）

Opera Kiss

2000.05.09

オペラキッス（2000年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時16歳）と交配したミムズキッスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は桑嶋 峰雄。戦績は、地方33戦19勝2着8回。2004年の佐賀記念(G3)で2着に入った他、2004年、2005年とはがくれ大賞典(地方重賞)を連覇するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、桑嶋峰雄から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、広松金次によって367.5万円で落札された。

山田勇厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2002年）

8月18日、デビュー戦は井上悦児騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は433kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた2戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターコロニーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイティザグレブに2馬身半の差をつけて制した。

11月2日、中4週で迎えた4戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた5戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナスダックウイングを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

1月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフクノシャンハイを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

2月23日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で北村欣也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフクノシャンハイを半馬身振り切って3勝目を手にした。

3月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で北村欣也騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモハープシールを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて優勝

4月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で北村欣也騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナスキーサンホークに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

8月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で北村欣也騎手（9戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカズノキングを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北村欣也騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で北村欣也騎手（11戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後はカズノキングと並んで1着同着となった。

11月9日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた14戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で北村欣也騎手（12戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカズノキングに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月30日、中2週で迎えた15戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で北村欣也騎手（13戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイムオブマネーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた16戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノオウサマに4馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

4歳（2004年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（14戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイキシリウスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた18戦目は、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクーリンガーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

3月28日、中6週で迎えた19戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（15戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタイキシリウスを3/4馬身振り切って9勝目を奪取した。

4月29日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、G2のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（16戦8勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月30日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、国見岳特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（17戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエアロトレインに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月20日、中2週で迎えた22戦目は、大船山特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（18戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノヘイローに1馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月11日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカシノオウサマを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

9月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、高隈山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（19戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイシノナイトに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月17日、中2週で迎えた25戦目は、宝満山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（20戦11勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイシノナイトに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月21日、中4週で迎えた26戦目は、地方重賞の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（21戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオンユアマークを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、中5週で迎えた27戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（22戦12勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハクシュカッサイを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2005年）

2月11日、中5週で迎えた28戦目は、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（23戦13勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた29戦目は、開聞岳特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（24戦13勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンユアマークを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利数を16に伸ばす

3月27日、中1週で迎えた30戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で北村欣也騎手（25戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオートキングに1馬身の差をつけて優勝

8月14日、約4か月半の休養明けで迎えた31戦目は、天山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で北村欣也騎手（26戦15勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングラシアンに3馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

9月25日、中5週で迎えた32戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北村欣也騎手（27戦16勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダンツプライズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で迎えた33戦目は、宝満山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北村欣也騎手（28戦16勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキシリウスに1馬身の差をつけて勝利数を19に伸ばす