グランドスウェル（2005年生、母バラワキ）

グランドスウェル（2005年6月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「波の大うねり」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したバラワキが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上D5一。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,300万円（23万×100口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月5日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4歳（2009年）

1月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D8一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセフティロングワンを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上D5一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドンサルートをクビ差振り切って断然人気に応えた。

4月12日、中9週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

12月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、なごやの米・陽娘カップ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセイウンホウジョーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

5歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた8戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラウンアーマーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をゲットした。

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、睦月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったキスリングバーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた10戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。