ダイナマイトソウル（1999年生、母エスケイチャーミイ）

ダイナマイトソウル（1999年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したエスケイチャーミイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方25戦16勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年のマルチヒーロー特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

11歳のとき、三木田牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2002年）

12月6日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は467kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフォッシフォンテンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2003年）

6月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、一般C3五イ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカクヨクに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

7月2日、中3週で迎えた3戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディープシャドーに約17馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアサヒバイヤーに約14馬身の大差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

8月8日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミヤギノーブルに約17馬身の大差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

9月11日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポリッシュチャンスに約13馬身の大差をつけて無傷の6連勝を決めた。

10月1日、中2週で迎えた7戦目は、寒露特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファエディーに8馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

11月10日、中5週で迎えた8戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハイリターナブルに3馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

12月11日、中3週で迎えた9戦目は、銀河特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2004年）

10月26日、約10か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワタリスペシャルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、キラキラに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のピープルズソングに4馬身の差をつけて9勝目を獲得した。

6歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（12戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、クラマサシンバに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた14戦目は、昇龍特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎隆之騎手（13戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ノーブルカフェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で石崎隆之騎手（14戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のケイツーチャクルを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

3月16日、中3週で迎えた16戦目は、アクアマリン特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で石崎隆之騎手（15戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったグローリーウイナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月18日、中8週で迎えた17戦目は、つつじ特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で石崎隆之騎手（16戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るインヴァリッドを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

6月17日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3二（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で石崎隆之騎手（17戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエフテーペンタゴンに4馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

8月8日、中6週で迎えた19戦目は、トワイライトオープニング特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で石崎隆之騎手（18戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーアデルに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月5日、中3週で迎えた20戦目は、爽秋特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で石崎隆之騎手（19戦13勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた21戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で石崎隆之騎手（20戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカズノブラックに1馬身半の差をつけて制した。

10月18日、中2週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウフジに3馬身の差をつけて制した。

12月1日、中5週で迎えた23戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（21戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカーリイベイビーに4馬身の差をつけて勝利数を16に伸ばす

7歳（2006年）

2月10日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の城峯山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の美の山特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（22戦15勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。