ヘイラホップ（2004年生、母サンデーストーリー）

ヘイラホップ（2004年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「よいしょ（エジプト語）」。毛色は栗毛。種牡馬のメイセイオペラ（当時10歳）と交配したサンデーストーリーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上B2-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋啓から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったヒカリマーガレットにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

3歳（2007年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

2月10日、中4週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月22日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた6戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2008年）

5月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた8戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月24日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた9戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビッグアラジンに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のビッグアラジンをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

7月6日、中4週で馬体重を前走からさらに19kg減らして迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた12戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

9月10日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、レダ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のオーストラリア賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

5歳（2009年）

2月14日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクサスコットを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

2月21日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダッシュオンに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月21日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アサクササンジャにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月25日、中2週で迎えた21戦目は、新緑特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた22戦目は、皐月特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユキミプロスパーをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月28日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた25戦目は、師走特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（8戦4勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6歳（2010年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。