ナカミトップラン（1986年生、母ナカミサファイヤ）

ナカミトップラン（1986年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニン（当時14歳）と交配したナカミサファイヤが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地19戦2勝2着3回、中央障害5戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月6日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクラノハクリュウ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（1989年）

1月28日、中4週で迎えた5戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた7戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように疾駆したが、スバルボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトッポジージョに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

5月28日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、4歳400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシカゴシチーを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月10日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた16戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたアヤコトブキ決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（1990年）

2月11日、中7週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた20戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は栗原洋一騎手（4戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシマシコンから5馬身差の2着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は星野忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。