ハギノパトリオット（2012年生、母エリモファイナル）

ハギノパトリオット（2012年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋愛国者」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したエリモファイナルが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、中央障害10戦3勝2着3回。2017年の新潟ジャンプステークス(JG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、エクセルマネジメントから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2015年）

2月7日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったサンライズセンスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたロードクロムウェル決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

7月25日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

3月5日、中5週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

8月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月29日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサトノギャラントから2馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中6週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のセイクリッドロードに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2017年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーカーテンペストから半馬身差の2着となった。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームハヤテに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月13日、中4週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダノンゴールドに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月26日、中8週で迎えた21戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったグッドスカイから1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。