エキサイトラン（2002年生、母ニューラブ）

エキサイトラン（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奮い立ち駆ける」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時14歳）と交配したニューラブが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の八甲田山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月22日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月31日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月18日、中4週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3歳（2005年）

1月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウトウコンを異次元の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケージーツヨシに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月21日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝2000m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したレディプラウドにアタマ差届かず2着となった。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マヤノリバティに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のヤマカツピレネーをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月11日、中3週で迎えた18戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に敗れた。

4歳（2006年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったサウスポールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロスパイダーに9馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松田大作騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ミレニアムウイングにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2007年）

6月10日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝2000m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた27戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルネオスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6歳（2008年）

4月19日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は松田大作騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。