グラールテンショウ（1999年生、母ゴールデンタイムズ）

Grail Tensho

1999.03.20

グラールテンショウ（1999年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時12歳）と交配したゴールデンタイムズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木 唯義。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のりんどう賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、鵜木唯義から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、吉岡静江によって525万円で落札された。

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月2日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

9月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゲイリーファントムに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2002年）

8月24日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の奥飛騨賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4歳（2003年）

7月15日、約10か月の休み明けで迎えた7戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、一般B2 C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンコンドルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンサーズクエストに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカツラギマドンナに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2004年）

3月17日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、龍ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は高山伸一騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクタイヨウから半馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノアフリートに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

6月8日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップ アポロ賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。