アウトオブサイト（2002年生、母シスターソノ）

アウトオブサイト（2002年3月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「抜群の」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したシスターソノが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着2回、中央障害7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月10日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったヴァーミリアンにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスナークシーザーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月13日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーホウレビンに1馬身半の差をつけて優勝

4月30日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦2勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

10月29日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

12月4日、中4週で迎えた8戦目は、D.ビードマン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2005ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り雪/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた11戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

3月18日、中7週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6月25日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハルクバニヤンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のクリスタルバッハに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月1日、中9週で迎えた19戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

5歳（2007年）

1月8日、中6週で迎えた22戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイクラリネットから1馬身差の2着となった。

2月18日、連闘で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のポートエレガントに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手にした。

6歳（2008年）

8月16日、約18か月の休み明けで迎えた26戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7歳（2009年）

5月3日、約8か月半の休養明けで迎えた27戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。鞍上は今村康成騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月5日、中5週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。