ホッカイナシュア（2008年生、母ホッカイカレン）

ホッカイナシュア（2008年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋名馬ナシュアにちなんで」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時16歳）と交配したホッカイカレンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）川向高橋育成牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方23戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の五葉山賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月9日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3歳（2011年）

5月23日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6月5日、中1週で迎えた3戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

7月3日、中1週で迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のコスモブルーローズをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月30日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のタミヤグランプリ全日本選手権岩手大会1（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の未知の駒会メンバーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のピースワンレディを3/4馬身振り切って優勝

9月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コロクンに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、リックチャーに交わされて約10馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた11戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメリーハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月8日、連闘で迎えた12戦目は、よこて菊まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウカイバリューに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、奥州市伝統産業会館レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキミハブレイクに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、五葉山賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のバクソクトレインをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月14日、連闘で迎えた15戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、第1戦アルテミス賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、健康第一はとむぎレース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4歳（2012年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、花筏レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた20戦目は、ジューンカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、井崎脩五郎鈴木淑子賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた23戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（10戦2勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。