ダービーサイクル（1986年生、母ダービーソロン）

Derby Cycle

1986.04.21

ダービーサイクル（1986年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターメゾ（当時20歳）と交配したダービーソロンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡幕別町、生産者は（有）ダービースタッド。戦績は、中央平地12戦4勝。主な勝ち鞍は1990年の白嶺ステークス。

経歴

デビュー前

柴田寛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月13日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤマノリゲルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1989年）

2月18日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月16日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフローラルドリームに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月7日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上1400万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアンシストリーに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（1990年）

1月28日、中4週で迎えた9戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大崎昭一騎手（7戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタブロバーネをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月18日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大崎昭一騎手（8戦4勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月16日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り 曇/重）に出走。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（1991年）

12月22日、約15か月半の休み明けで迎えた12戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、’91フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。