ベルモントスピネル（1999年生、母リバーガーネット）

ベルモントスピネル（1999年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したリバーガーネットが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方16戦3勝2着3回。2002年の’02桃花賞(牝)に勝利した他、2002年のニューイヤーカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

10月29日、デビュー戦は宗形竹見騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイマツヒカリに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルターズコンドルに4馬身の差をつけて1位に入線したが、その後14着に降着となった。

12月28日、中2週で迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイレーシングを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

3歳（2002年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトキノアジュディを半馬身捉え切れず2着となった。

3月5日、中6週で迎えた5戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’02桃花賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモダンナシャインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月23日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2003年）

7月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた7戦目は、富沢希騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた8戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩夏賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた10戦目は、霜月賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6歳（2005年）

1月3日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、宝船特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた12戦目は、ノースウインド特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた14戦目は、麗特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったワンダーローレルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、卯月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、爽春特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したフサイチイチローを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。