シャイニータイガー（2006年生、母スピーディローザー）

シャイニータイガー（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋トラ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時12歳）と交配したスピーディローザーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地14戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の白鷺特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、アラキファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、黒崎昇によって945万円で落札された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3歳（2009年）

5月2日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイルサルトをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

5月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

4歳（2010年）

1月24日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

3月28日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、逃げるフサイチダイチャンに半馬身届かず2着となった。

5月23日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンボリローレンスに半馬身届かず2着となった。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のガンズオブナバロンに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったスマートシルエットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月26日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5歳（2011年）

3月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のキングウェールズに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（6戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームセーリングを異次元の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。