ペプチドルーカス（2016年生、母ミステリアスガール）

ペプチドルーカス（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+光を運ぶ者の意味を持つ男の子の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したミステリアスガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は猿倉牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿倉牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、沼川一彦によって756万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したショウナンアリアナにハナ差届かず2着となった。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したタマモメイトウにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2019年）

4月21日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったエピックガールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、ミフリマに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月2日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャルダンヴェールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月25日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったキャンベルタウンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5歳（2021年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアクラーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

1月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴァガルーナに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンマシーンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中8週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したノクターンノーツにハナ差届かず2着となった。

6月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたアサケエース決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月18日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

8月15日、中3週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2022年）

2月20日、約6か月半の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月1日、中9週で迎えた21戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラスの栃尾特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月12日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

12月10日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

2022年12月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。