タマモメイトウ（2016年生、母チャームアンサー）

タマモメイトウ（2016年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+名刀、名答。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時9歳）と交配したチャームアンサーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。2021年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)で2着に入った他、2021年の韋駄天ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月12日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したタムロドリームにクビ差届かず2着となった。

10月6日、中7週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のペプチドルーカスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

12月15日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエイティーンガールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月10日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

4月27日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のポンペイワームに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月25日、中3週で迎えた10戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（中京芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの由布院特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月28日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの戎橋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦1勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの国立特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月15日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、中4週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴェルスパーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

2月9日、中2週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月3日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

9月5日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのテレQ杯（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアダムバローズをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

10月10日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンの夕刊フジ杯オパールステークス（京都芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦2勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月6日、中7週で迎えた25戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた26戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦2勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2021年）

2月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた28戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた29戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のケイアイサクソニーをアタマ差制して5勝目をゲットした。

7月25日、中8週で迎えた30戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの夕刊フジ杯オパールステークス（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、勝ったマリアズハートから半馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中4週で迎えた33戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

6歳（2022年）

5月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、鞍馬ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

10月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。18着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

2022年11月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月30日、中6週で迎えた37戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

7歳（2023年）

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた39戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた40戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた41戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。