ワンパーセント（2013年生、母スペシャライズ）

ワンパーセント（2013年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「１％。選ばれた１％になるように」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンブライト（当時12歳）と交配したスペシャライズが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は有限会社エスティファーム。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の三陸特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシェアードを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2016年）

1月9日、中7週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したコージェントを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中7週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったヨンカーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

5月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したデピュティプライムにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったクインズサターンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中5週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥルーウインドを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原隆一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2017年）

2月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原隆一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆一騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆一騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバイタルフォースをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆一騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5歳（2018年）

4月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原隆一騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月1日、中9週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月12日、中5週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6歳（2019年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた22戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリネンスカッシュに4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた23戦目は、ウェルカム2019賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた24戦目は、如月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトキノパイレーツを異次元の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月28日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンベルに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月2日、連闘で迎えた26戦目は、スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、伊勢海老特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサダムリスペクトを目の覚めるような末脚でアタマ差だけ差し切って7勝目を掴み取った。

5月30日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のエメラルドカップ（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のワグナーコーヴに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月11日、中1週で迎えた29戦目は、ファンタスティックチャレンジ（プラチナカ（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオルキスリアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月25日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞のプラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた31戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦5勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7歳（2020年）

3月31日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた33戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月9日、連闘で迎えた34戦目は、エイプリル賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（10戦5勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月21日、中5週で迎えた35戦目は、ゆりかもめオープン（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（11戦5勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた36戦目は、神楽坂オープン（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（12戦5勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月23日、中6週で迎えた37戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2020年8月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。