アンダーゴールド（2006年生、母キョウエイヨシノ）

アンダーゴールド（2006年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時16歳）と交配したキョウエイヨシノが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、地方32戦3勝2着4回。2009年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって315万円で落札された。

村上昌幸厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は草地保隆騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマーチボーイを捕まえ切れず、約12馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた2戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のりんどう賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた4戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2009年）

4月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエムアイルシェルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモジャックに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテバギアに8馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月26日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストンメイビスに7馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月30日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、ねばれ二子さといもレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のクリスタル賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月3日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第3戦（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

11月29日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンステッキ賞（水沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルブツワイルドに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2010年）

1月8日、中5週で迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、松納特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた20戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、早春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた21戦目は、春光特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた22戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、横手の湯っこめぐりレース（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月5日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、葛巻高原モーモーバーガーレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた24戦目は、遠野納涼花火まつりレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、釜石国際トライアスロンレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネベリンダに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、光と音のページェントレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、三種町特産八竜メロンレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般A二（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月9日、中5週で迎えた31戦目は、二戸市金田一温泉レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた32戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、ハロウィンカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。