ディアヤマト（2005年生、母メモリアルスポート）

ディアヤマト（2005年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大和」。毛色は栗毛。種牡馬のテイエムサンデー（当時9歳）と交配したメモリアルスポートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）小田牧場。戦績は、中央平地9戦2勝、地方31戦2勝2着1回。2007年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)に勝利した他、2007年の北海道2歳優駿(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって157.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月23日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアーリーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタカラストーンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタカラストーンに2馬身半の差をつけて初の重賞タイトルを手中に収めた。

12月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で柴山雄一騎手（6戦3勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3月26日、中9週で迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったディラクエにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

4月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

8月13日、中9週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

11月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、習志野きらっとオープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた13戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、S3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4歳（2009年）

1月29日、中4週で迎えた15戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた16戦目は、’09ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフリートアピールを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた17戦目は、S3の東京シティ盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた21戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

9月30日、中4週で迎えた22戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた23戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（13戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた24戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（14戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（15戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2010年）

1月13日、中1週で迎えた26戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（16戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた27戦目は、’10ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（17戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた28戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（18戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月31日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6歳（2011年）

1月19日、中2週で迎えた30戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、’11ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた32戦目は、S3の東京スプリング盃（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた33戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた34戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

8月13日、中6週で迎えた36戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた37戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた39戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の京都スマイルプレミアム（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

7歳（2012年）

5月23日、約6か月の休み明けで迎えた40戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2600m 曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。