ディアディアー（2005年生、母シアトルブリッジ）

ディアディアー（2005年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最高」。毛色は鹿毛。種牡馬のウインマーベラス（当時8歳）と交配したシアトルブリッジが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二。戦績は、中央平地26戦2勝、中央障害7戦2勝2着2回、地方1戦0勝。2010年の福島ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井昭二から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって525万円で落札された。

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月8日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアゲハチョウを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた7戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3歳（2008年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

8月23日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4歳（2009年）

8月29日、約9か月半の休養明けで迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモウィナーを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦1勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた28戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラテアードから3馬身半差の2着となった。

4月24日、中3週で迎えた29戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナカヤマスナイパーに3/4馬身の差をつけて優勝

5月22日、中3週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったギルティストライクから6馬身差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた31戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた32戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のセレスケイに1馬身3/4の差をつけて4勝目を収める

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。