ネリチャギ（2015年生、母ジョウノグレース）

ネリチャギ（2015年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かかと落とし（テコンドー用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のローズキングダム（当時8歳）と交配したジョウノグレースが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は船越牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C3九十十一。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月20日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月14日、中6週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十一（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボナマティーナに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガノゴールドに8馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月16日、連闘で迎えた16戦目は、山の寺の日特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、平成30年北海道胆振東部地震被災者支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のアースグロウに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2019年）

1月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のチャーミングボイスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月28日、中3週で迎えた19戦目は、月桂樹賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月5日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた21戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカンパニュラ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキュビットに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

6月14日、中1週で迎えた23戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた24戦目は、煮え渕ポットホール特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキュビットに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月25日、中0週で迎えた26戦目は、メカジキ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のキクノエスペルトに2馬身半の差をつけて7勝目を掴み取った。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラズワルドに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月20日、中1週で迎えた28戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のワイルドダンサーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2020年）

4月23日、約8か月の休み明けで迎えた29戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた31戦目は、海ほおずき賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた32戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミトノブラックに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中1週で迎えた33戦目は、おおぐま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。