キクノエスペルト（2015年生、母キクノディアナ）

キクノエスペルト（2015年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋達人（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したキクノディアナが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2018年の三室山特別。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月10日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したロンリーハートを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトモジャオーサムに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2019年）

2月2日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月13日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月17日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、ひじき賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったペルランドールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプローチダをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月25日、中5週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、メカジキ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したネリチャギを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

2月7日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月1日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、春爛漫特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた17戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた18戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた19戦目は、ホオズキ賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ポイント還元賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエイシンナセルを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったテツに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、猛暑特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月7日、中9週で迎えた23戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月10日、中6週で迎えた25戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、大雪特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はクールスモーキーと並んで6着同着となった。

6歳（2021年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、2021初夢賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた28戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、長崎街道嬉野宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、木芽月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

3月8日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた31戦目は、春分賞（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた32戦目は、木葉採月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。