ポルウナカベサ（1998年生、母スリーソウツ）

ポルウナカベサ（1998年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のWild Again（当時18歳）と交配したスリーソウツが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方10戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の登別スパランド特別(一般B3-2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

7月29日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したリンダトリアーノにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月7日、連闘で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたゲイリーレイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月27日、連闘で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（2002年）

8月17日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた9戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、三石町農業協同組合特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた12戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた13戦目は、駒丘特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2003年）

5月7日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、羊ヶ丘特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、平岸特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカムロギシンワからハナ差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた17戦目は、厚別特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトカジノから5馬身差の2着となった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、カペラ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホロトカジノから4馬身差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた19戦目は、登別スパランド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のホウヨウザキングに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6歳（2004年）

6月5日、約10か月半の休み明けで迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。