ハーブティー（2011年生、母チャリングクロス）

ハーブティー（2011年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハーブティー」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時16歳）と交配したチャリングクロスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦3勝2着1回。2013年のブロッサムカップ(牝地方重賞)で3着に入った他、2014年の北斗盃(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

4月24日、デビュー戦は亀井洋司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したアイアンガールを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブラックモンブランをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月30日、中4週で迎えた6戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月1日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのすずらん賞（函館芝1200m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月14日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2014年）

4月23日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

6月3日、中5週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

7月1日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエールビスティーを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

7月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月9日、中0週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、平取町沙流川まつり特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアズールウィンドウをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

11月5日、中7週で迎えた18戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、シンフォニー特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。