ファーストペイジ（1997年生、母シルバースパンカー）

ファーストペイジ（1997年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヒシマサル（当時8歳）と交配したシルバースパンカーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤正男。戦績は、中央平地4戦0勝、地方31戦5勝2着7回。2002年の東海ゴールドカップ(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。

2月19日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

10月25日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストステッキ特別（8）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

11月20日、中3週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のマルチサドル特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月3日、中1週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた6戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4歳（2001年）

1月24日、中6週で迎えた7戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイヨウプライズを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のサンコーコンカラーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月12日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたルイス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた10戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の佐々木竹見&東海オールスタージョッキー（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた11戦目は、一般B（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエイティテツオウにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月15日、中2週で迎えた12戦目は、一般A B（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプラウドスペシャルに8馬身の差をつけて3勝目を手にした。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、あじさい特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井薫人騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた15戦目は、槍ケ岳特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井薫人騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったフジノマサムネに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井薫人騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた18戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したフジノマサムネを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、絵馬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタツミランランに4馬身の差をつけて制した。

10月14日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞のスプリント（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた21戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた22戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井薫人騎手（12戦4勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた23戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井薫人騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンオニオンタに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞の東海ゴールドカップ（笠松ダート2500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井薫人騎手（14戦4勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月23日、中2週で迎えた25戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月24日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた26戦目は、絵馬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマエストロセゴビア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた27戦目は、一般A2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井薫人騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンバンドオーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月11日、中3週で迎えた28戦目は、ミルクカップ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井薫人騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた29戦目は、師走特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井薫人騎手（18戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6歳（2003年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、元旦特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井薫人騎手（19戦5勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた31戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、カトレア短距離特別（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエイシンバンドオーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた32戦目は、梅月特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は坂井薫人騎手（20戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた33戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた34戦目は、日刊スポーツ杯（笠松ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた35戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。