テンツクテン（2012年生、母テンイムホウ）

テンツクテン（2012年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「芝居の異称」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したテンイムホウが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方23戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2一。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

12月7日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は370kg。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3歳（2015年）

4月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた7戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったビッグスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたキアーロベルタ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、平取町にぶたに湖賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた10戦目は、庫富賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、鮭・あわびまつり賞（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のメイショウメブキを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサンギルロイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた15戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、希望郷いわて国体開催記念葛巻町賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、アプリコットビューティ賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、久慈市まめぶ汁賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、岩泉町龍泉洞夏まつり賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナスダックヘイローを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクロスソードを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

8月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンパンダイヤを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったレオパラスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた25戦目は、南部杯カウントダウン14（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた26戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた27戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、森山運動公園賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったクリスティラビットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた29戦目は、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2017年）

5月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた30戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。