サンギルロイ（2012年生、母クーニャン）

サンギルロイ（2012年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アメリカの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時19歳）と交配したクーニャンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害1戦0勝、地方25戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2五。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

3歳（2015年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月18日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月10日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月19日、中9週で迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた8戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月12日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトラディショナルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月21日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテンツクテンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月28日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアレグロンに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2016年）

1月2日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイグローリアに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスターフィッシュをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、岩手春の記憶賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、江刺甚句まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた17戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、盛岡南部鉄器賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したブランドハヤテにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月22日、中1週で迎えた18戦目は、イエロークラウン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、プリンセチアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた19戦目は、もぐらんぴあ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、イマジンジョンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた20戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、焼石岳賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、奥州前沢よさこいフェスタ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、楽天銀行賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた23戦目は、一関夏まつり賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、岩手ビッグブルズ賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた25戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、久慈秋まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた27戦目は、岩手の清酒で乾杯しま賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、南部杯カウントダウン1（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、しずくいし産業まつり賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、レディスヴィクトリーラウンド盛岡第2戦（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、江刺りんご賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた32戦目は、奥州衣川はとむぎ賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた33戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。