レディータイクーン（1994年生、母ビユーパーダンス）

レディータイクーン（1994年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したビユーパーダンスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

4月20日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアサカボーイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた16頭をごぼう抜きし、最後は2着のドゥーワップに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中2週で迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

8月16日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したステップフォワードにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったカモンマイハウスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

4歳（1998年）

2月28日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

7月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の帝塚山特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコガネシェーバーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（11戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（12戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月20日、中1週で迎えた20戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（13戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（14戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイメイプルを半馬身振り切って4勝目を奪取した。