ケイジーロマン（2001年生、母ケイジーファスト）

ケイジーロマン（2001年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋物語」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時8歳）と交配したケイジーファストが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は久保秀雄。戦績は、中央平地2戦0勝、地方8戦3勝2着2回。2003年のエーデルワイス賞(牝G3)で2着に入った他、2004年のゴールドジュニア(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

6月24日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニューサイエンスからクビ差の2着となった。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のバリアントビーナスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた4戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトアリスに3/4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月1日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスワンスペクターからクビ差の2着となった。

10月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月21日、中7週で迎えた7戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2004年）

2月6日、中6週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキヌガサフォークを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

3月18日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。