ラベンダーメモリー（2013年生、母ケイアイステルス）

ラベンダーメモリー（2013年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ラベンダー＋記憶」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時7歳）と交配したケイアイステルスが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の柏崎特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、FAVOURSTARLIMITEDによって129.6万円で落札された。

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

9月21日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったトップライセンスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月6日、中8週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したハートイズハートに3/4馬身届かず2着となった。

3歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月21日、中9週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のクレーデリンテをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月21日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

6月19日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の種市特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた11戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアドヴェントスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のフェイブルネージュをクビ差振り切って優勝

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ワンブレスアウェイに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月10日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（2017年）

1月22日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

2月11日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嘉藤貴行騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

5月14日、中7週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で嘉藤貴行騎手（7戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦0勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

9月10日、中2週で迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラッシュアタックにハナ差交わされて2着に惜敗した。

10月21日、中5週で迎えた23戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。