ミスプロテクター（1993年生、母ゴールデンリッカ）

ミスプロテクター（1993年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したゴールデンリッカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1998年の蒲郡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

4月27日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクサコルベールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るバイオレットナムラを強烈な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月22日、中3週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に敗れた。

4歳（1997年）

6月8日、約9か月半の休養明けで迎えた8戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったスピーディーキングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の江差特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したエイユーヴィーナスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5歳（1998年）

3月1日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の小牧特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイエクレールを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したペトラを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5月31日、連闘で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホウユウピアレスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた21戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したサムソンレッドを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6歳（1999年）

1月30日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は牧田和弥騎手（8戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（9戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた32戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。