リンデンミサイル（1994年生、母レインボージヨイ）

リンデンミサイル（1994年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したレインボージヨイが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着7回、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の火の国賞(一般A2)。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月26日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたタガジョーノーブル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月1日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ニッポーゲッターに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したクラシカルテーストに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったユウキフジに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったプリミティブアートにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したステートフェローに半馬身届かず2着に敗北した。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、勝ったラストコールにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

11月22日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松永昌博騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1998年）

3月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月14日、連闘で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月13日、約9か月の休み明けで迎えた15戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、根子岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったポットスペシャルから1馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた16戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、FM中九州特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた17戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンベイブに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。