テイエムヒッサーロ（2019年生、母テイエムヨカオゴ）

テイエムヒッサーロ（2019年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ひっさろ(『なにくそ、見てろよ』を意味する鹿児島方言)より」。毛色は栗毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時23歳）と交配したテイエムヨカオゴが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者はテイエム牧場。2022年の鯱の門特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部寿希騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2022年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のSAGAリベンジャーズ×ドリームシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルトビウオに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夢見月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るザハートハートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のうまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の肥前特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の虹ノ松原特別（佐賀ダート1750m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた12戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月15日、連闘で迎えた13戦目は、3歳オープンの鯱の門特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のスターマイン特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のスターダム特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた16戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の佐賀ユースカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月24日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の七ツ釜特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は長田進仁騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダンツクルーガーに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月4日、中1週で迎えた18戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた19戦目は、淡海の湖賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したアデウスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた20戦目は、紅葉月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞のロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。