ベルモントカイザー（2003年生、母エスケイチャーミイ）

ベルモントカイザー（2003年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時17歳）と交配したエスケイチャーミイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方42戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の冬霞特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

8月25日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3歳（2006年）

8月11日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフミノコンサートに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタヤスココヒメを別次元の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2007年）

11月2日、約12か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスコーピオンラリーに1馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

11月29日、中3週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、冬霞特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルファファビアンを3/4馬身振り切って4勝目を手に入れた。

12月27日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトップテリトリーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（2008年）

1月17日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の一般C2-17 C3一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったリープトゥフェイムに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月22日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2-13 14（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のドリームモンスターに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2-14 15（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアルトタイガーを3/4馬身振り切って休養明け初戦を制した。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月3日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十11（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、レッドウッドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6歳（2009年）

1月23日、中3週で迎えた17戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2-17 C3一（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリコーイエローに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月19日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2十1112（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた20戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月15日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2十11（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサプライズヒーローを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

9月14日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1七 C2五（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のスプーンラリーに1馬身1/4の差をつけて9勝目を掴み取った。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた26戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

12月28日、中3週で迎えた27戦目は、L-WING賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7歳（2010年）

1月22日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の一般C2十五 C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコスモエリニュスに2馬身半の差をつけて優勝

3月4日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた32戦目は、一般C2十三14十五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のサプライズヒーローに1馬身3/4の差をつけて制した。

6月30日、中3週で迎えた34戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（8戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で有年淳騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で有年淳騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8歳（2011年）

2月17日、約5か月の休み明けで迎えた40戦目は、一般C2十 11イ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で有年淳騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で有年淳騎手（15戦2勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた42戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で有年淳騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。