スーパーアンカー（2003年生、母グレースポーラ）

スーパーアンカー（2003年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「超＋リレーの最終走者」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時11歳）と交配したグレースポーラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は金球美。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害4戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金宏二から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、協栄によって1,627.5万円で落札された。

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた4戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスビット特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/不良）に出走。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず18着に終わった。

4歳（2007年）

1月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた14戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた15戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコウギョウロードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーロラムスメに約12馬身の大差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスイーグルに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、BAOO賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイトに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

12月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグランドサンデーに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月29日、中2週で迎えた21戦目は、種山高原賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニシネホウジュを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

7月26日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般B2八（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリムラジュリアンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。