ケンオベリスク（2008年生、母シルクハリウッド）

ケンオベリスク（2008年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋古代エジプトの記念碑」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したシルクハリウッドが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の琉聖君誕生日記念3(一般C27)。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月19日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月2日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月12日、連闘で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアサケムサシに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の菊地真誕生日記念2011（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月3日、連闘で迎えた9戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦の結依入学・芽依誕生おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月20日、中0週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦の心ちゃん祝5周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月15日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラブデービットに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、琉聖君誕生日記念3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（9戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハローザロックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったチャンピオンブルーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月7日、連闘で迎えた18戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。