ボストンカラーズ（2004年生、母チームカラーズ）

ボストンカラーズ（2004年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のボストンハーバー（当時10歳）と交配したチームカラーズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は582kg。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたローケイダブリュ決め手に屈して半馬身差の2位に入線したが、その後6着に降着となった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

9月1日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったペルルノワールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月1日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、黒川温泉旅館組合特設（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のスターペスゲンズイをクビ差制して初勝利を挙げた。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた9戦目は、桃の花特設（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドサプライズに2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月11日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

12月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のルージュアルダンを半馬身振り切って久しぶりの一戦をモノにした。

5歳（2009年）

1月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

2月22日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（10戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた22戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

6歳（2010年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（12戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた24戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた25戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたリトルビスケット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。