ナショナルホリデー（2004年生、母ナショナルフラッグ）

ナショナルホリデー（2004年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「国民の休日」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したナショナルフラッグが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地20戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

13歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、オリオンファームによって756万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月7日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、6着に入り込んだ。

4月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったアドマイヤアトムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたアグレアブル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホリデイオンアイスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月7日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したファストロックを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ダイワバゼラードに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2008年）

1月19日、中8週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたエバンジェリスト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタリオンシチーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月7日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

8月16日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の浦佐特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のショウナンガッドに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月14日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5歳（2009年）

2月1日、中6週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて17着に終わった。