サーストンアトム（1994年生、母スピードホワイト）

サーストンアトム（1994年4月26日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時18歳）と交配したスピードホワイトが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方44戦6勝2着15回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

8月10日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた6戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた7戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったタケイチクリークから1馬身半差の2着となった。

10月12日、連闘で迎えた8戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオカフジショウリに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイティシスターから5馬身差の2着に敗北した。

11月3日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山伸一騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカノラブから1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で高山伸一騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサドラーズランナーに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月30日、連闘で迎えた12戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高山伸一騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコウガッサンから半馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、白津万里騎手を鞍上に迎えて、卑弥呼杯（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山伸一騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバーソックスからアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（1998年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、初夢特別（中津ダート1620m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は高山伸一騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングポエムから2馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（9戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高山伸一騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハギノプライドからクビ差の2着に甘んじた。

2月28日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイミラクルから4馬身差の2着に敗北した。

3月7日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山伸一騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリストラスターに4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、浅沼記念ジョッキー（中津ダート1760m 晴/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高山伸一騎手（12戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（13戦3勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山伸一騎手（14戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフリツケから3馬身差の2着となった。

5月10日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高山伸一騎手（15戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた27戦目は、一般C（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で高山伸一騎手（16戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた28戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックマイワールドからアタマ差の2着となった。

7月6日、連闘で迎えた30戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中隆仁騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた32戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中隆仁騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中隆仁騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中隆仁騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンエリシオをクビ差制して4勝目を手にした。

8月22日、連闘で迎えた35戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中隆仁騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキンコープリティーから1馬身半差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中隆仁騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったノンストップから半馬身差の2着に敗北した。

9月27日、中2週で迎えた37戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中隆仁騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた38戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた39戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したライデンリリーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた40戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイマシュクキングを上がり0位の末脚で半馬身差し切って5勝目を手にした。

11月29日、連闘で迎えた41戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキムタツナイスに2馬身の差をつけて制した。

12月12日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東真市騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（1999年）

1月2日、中2週で迎えた43戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モーメントヤナギに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた44戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた45戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトラベリングボーイを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた46戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた47戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた48戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は東真市騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた49戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた50戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は東真市騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。