ドリームカムカム（1998年生、母ドリーミングガール）

ドリームカムカム（1998年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したドリーミングガールが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地37戦8勝2着8回。2004年の福島民友カップ(オープン)に勝利した他、2004年のテレビ愛知オープン(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月12日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったフェザートウショウにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2001年）

1月7日、中5週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るドラゴンシンボルを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5月12日、中7週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったマイティスピードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったシルヴァーゼファーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のコマケンに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月21日、中4週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のサマーキャンドルに2馬身の差をつけて優勝

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったレディパステルにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月14日、中4週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

4歳（2002年）

3月3日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月22日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

9月1日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったガンアンドローズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5歳（2003年）

5月31日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、伸びてきたユノブラウニー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（6戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

12月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマヤノトリンケットに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6歳（2004年）

3月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアタゴバクシンを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月28日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したタカオルビーに半馬身届かず2着に敗北した。

4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモルフェデスペクタを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って優勝

5月22日、中5週で迎えた31戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のワンダーシアトルに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月12日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた33戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月24日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた34戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンヘーベに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月19日、中7週で迎えた35戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

7歳（2005年）

2月6日、中6週で迎えた36戦目は、ハンデG3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（4戦3勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、オーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、シルキーラグーンにクビ差交わされて2着に甘んじた。