スマートオスカル（2006年生、母ラインダンサー）

スマートオスカル（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時18歳）と交配したラインダンサーが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、地方9戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のなのはな賞( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村下農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって157.5万円で落札された。

楠克美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

5月22日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のユウカティアラに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイティゴールドをクビ差制して2勝目をゲットした。

3歳（2009年）

1月6日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューテフルレデーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

3月13日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシルバーカテリーナに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ツクシヒメに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

9月22日、約18か月の休み明けで迎えた8戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月2日、中5週で迎えた9戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。