クミンフレイバー（2021年生、母クインズアダマン）

クミンフレイバー（2021年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クミン(香辛料)+冠名。クミンの香り」。毛色は芦毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したクインズアダマンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月23日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー福島（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、最後はフィンガーズクロスと並んで4着同着となった。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

4月7日、中6週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、オオゾラヒバリに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月13日、連闘で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマケズギライにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリントスターに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、愉快ダッシュ（園田ダート820m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。