ブルベアナガイモ（2015年生、母バトルキクヒメ）

ブルベアナガイモ（2015年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野菜『長芋』」。毛色は鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したバトルキクヒメが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は小倉光博。主な勝ち鞍は2019年の夜桜特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小倉光博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ブルアンドベアによって291.6万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

11月12日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚を伸ばせず18着に終わった。

3歳（2018年）

3月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の摩耶山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のジンライガに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったロージズラヴに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったサンローズピンクに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 48（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヤカローレルを驚異的な末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

11月26日、中4週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のもみの木賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2019年）

1月4日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレッツゴーキティを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

2月27日、中3週で迎えた17戦目は、八肥の会ジオファーム創立1周年記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のグラブザゴールドに1馬身の差をつけて制した。

4月4日、中2週で迎えた19戦目は、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンブルームを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

5月8日、中4週で迎えた20戦目は、ご当地グルメ!ホワイトガウラーメン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月7日、中6週で迎えた22戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、七折の滝賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた23戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた25戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、奥州ころもがわ祭り賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5歳（2020年）

3月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた27戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた28戦目は、花梨賞（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。