ラインシャーロット（2016年生、母アドマイヤエバート）

ラインシャーロット（2016年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時17歳）と交配したアドマイヤエバートが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日高大洋牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C2八 C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって1,080万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2019年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤雅騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた10戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネトシブリジャルに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイミーレスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

9月24日、連闘で迎えた12戦目は、鶴来ほうらいまつり特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったコンボルブルスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、吉野工芸の里フェスタ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るオスティリオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月29日、中2週で迎えた14戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、国造ゆずまつり賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したイリュージョニストに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般B2八（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のルバクオーリを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

12月8日、中3週で迎えた16戦目は、楽天スーパーポイント貯めよう楽天競馬賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の的中祈願隊賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2020年）

1月22日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメドックを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

2月24日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2八 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエスティローレルをアタマ差振り切って6勝目を獲得した。

9月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた29戦目は、あだワンCMグランプリ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（12戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた32戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。