オモイデイロイロ（2015年生、母アサクサロータス）

オモイデイロイロ（2015年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「思い出色々」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスマートロビン（当時7歳）と交配したアサクサロータスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2019年のTCKバーベキューガーデン賞(一般C2五六七)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月13日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月10日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の揖斐川賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ボニータミノルに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定戦のクルクマ賞（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、たかし&よしみ結婚おめでとう記念（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のユノエスケープに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスワンナプームを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を収める

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、サフラン賞（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスナークウルフに1馬身半の差をつけて制した。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたロードスヴァローグ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ひょうごの穂々笑実特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4歳（2019年）

2月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたバシルーラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月23日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピオンに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マクトゥーブに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中4週で迎えた19戦目は、TCKバーベキューガーデン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンエクラをクビ差振り切って制した。

8月11日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月31日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

5歳（2020年）

1月22日、中2週で迎えた23戦目は、大木天翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

2月5日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラモアに3/4馬身届かず2着となった。

3月18日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた27戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5月12日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた30戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、2020JBCまであと60日（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた33戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったトゥザキングダムにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた34戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、雪待月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた35戦目は、ストレリチア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた36戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

6歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた37戦目は、長崎街道鳴瀬宿特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた38戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた39戦目は、フェブラリー特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

2月25日、中1週で迎えた40戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

3月7日、中0週で迎えた41戦目は、長崎街道松原宿特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中純騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた42戦目は、エイプリル特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田中純騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月18日、中1週で迎えた43戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた44戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は田中純騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた45戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。