ナムラモア（2016年生、母ピクトリアル）

ナムラモア（2016年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ニュージーランドに生息していた鳥の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のトゥザグローリー（当時9歳）と交配したピクトリアルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田寛治。主な勝ち鞍は2020年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月23日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はアルセーヌと並んで6着同着となった。

5月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月10日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコスイに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァトナヨークトルを上がり2位の末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

10月14日、中2週で迎えた12戦目は、田中賢一さん祝還暦!心はまだ二十歳杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーワンビランサーに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、新冠産駒杯（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田敦騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた14戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のパンジー賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパットサイテに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、兼六園ライトアップ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のオフコースに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2020年）

1月16日、中2週で迎えた17戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴォルターウルフに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったチタノプリンセスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のオモイデイロイロを3/4馬身振り切って6勝目を奪取した。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンエポナに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月28日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、楽天競馬でおトクにポイント貯まる特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったハナイロコマチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中3週で迎えた22戦目は、尾山特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、ガーベラ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ライトブリンガーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のタチアオイ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた25戦目は、楽天でポッイントもらっちゃおう賞特別編成（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したジャストインタイムを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月28日、中1週で迎えた26戦目は、オッズパーク杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で米倉知騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のオーミサルーテをハナ差振り切って圧倒的人気に応えた。

8月11日、中1週で迎えた27戦目は、恋路海岸特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で米倉知騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンホープに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。