リンガスマドンナ（1992年生、母ロードマドンナ）

リンガスマドンナ（1992年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時19歳）と交配したロードマドンナが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

4月23日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のスリリングアワーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあじさい賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバネストサンキューにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1996年）

4月21日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホウザンフレームにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月11日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったギャロップインにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

6月29日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた13戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のクレバーウーマンに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、スイートボレロに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の白根特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。