ギャロップイン（1992年生、母ミデオンダスト）

ギャロップイン（1992年3月21日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のギャロップダイナ（当時12歳）と交配したミデオンダストが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着5回、地方25戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

4月29日、デビュー戦は坂本勝美騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のイブキピンクレディに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したオノデンリンゴを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサイレントプレアー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4歳（1996年）

4月21日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のリンガスマドンナに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月8日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミルキーマックスをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、エメラルドスルスミに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はワンフロムザハートと並んで4着同着となった。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたライトオンファイア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のセイフクレディーに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月25日、中0週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月8日、約9か月半の休養明けで迎えた15戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた16戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

12月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

6歳（1998年）

2月1日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のムーンライト特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタサンメガミからクビ差の2着に甘んじた。

8月21日、中4週で迎えた24戦目は、流星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったウイニングスパートから2馬身半差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、涼秋特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったニイタカダンディから2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた26戦目は、オータムスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月2日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月20日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、ハンデ戦の霜月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレイブハヤブサからハナ差の2着に甘んじた。

12月15日、中3週で迎えた29戦目は、’98フレンドリーサドル特別（6）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7歳（1999年）

2月15日、中8週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた31戦目は、望春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で野崎武司騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた32戦目は、’99フレンドリースパー特別（6）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野崎武司騎手（9戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた33戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロックチケットをクビ差制して久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた34戦目は、戸梶由則騎手を鞍上に迎えて、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、野いちご特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた37戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸梶由則騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた38戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンジョンデーから4馬身差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた40戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、愛媛県いしづち特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートイーティから1馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中5週で迎えた42戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた43戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸梶由則騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月19日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた44戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸梶由則騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月17日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた45戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた46戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸梶由則騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた47戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸梶由則騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。