ステッペンウルフ（2016年生、母ディープキッス）

ステッペンウルフ（2016年2月28日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したディープキッスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、地方7戦2勝2着1回。2019年の京浜盃(地方重賞)に勝利した他、2018年のオパール特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

5月17日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケープフィアに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したエムティアンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月2日、中8週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのオパール特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロシアンブルーを半馬身差し切って優勝

12月20日、中8週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

3歳（2019年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の若水特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホウショウレイル決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアエノエンペラーに2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のフリオーソ・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグリードパルフェに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月20日、中3週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウィンターフェルを半馬身振り切って5勝目を手にした。

4月24日、中4週で迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。