ヒメカミノメガミ（2019年生、母カアチャンコワイ）

ヒメカミノメガミ（2019年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「姫神山より+女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したカアチャンコワイが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C1八九。

経歴

デビュー前

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

2月19日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月1日、中9週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

8月7日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月16日、中9週で迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2023年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のうお座特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサルセルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた10戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた11戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

5月25日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のこぎつね座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江里口裕輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江里口裕輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江里口裕輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のビッグヒップルーフに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、ディキ・ディキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江里口裕輝騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた16戦目は、へびつかい座特別（大井ダート1650m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で江里口裕輝騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のブラッドワイルドに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中0週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のはくちょう座特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で江里口裕輝騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったオペラにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、三河島賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で江里口裕輝騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

5歳（2024年）

1月21日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定戦の銀嶺特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で江里口裕輝騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のフラワージャンヌに1馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で江里口裕輝騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた21戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で江里口裕輝騎手（10戦3勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、オフト京王閣賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で江里口裕輝騎手（11戦3勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。