クリアーガブリン（2002年生、母ビッグラブ）

クリアーガブリン（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天狗（Ｌｏｎｇ－ｎｏｓｅｄ　Ｇｏｂｌｉｎ）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時12歳）と交配したビッグラブが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、中央平地22戦0勝2着2回、地方22戦1勝。主な勝ち鞍は2005年のナティービット特別。

経歴

デビュー前

前田禎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月8日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

9月12日、中4週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したウインアルディートを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月23日、中5週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったユノナゲットにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

12月11日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2005年）

1月30日、中6週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月15日、中8週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のサイクルシチーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず17着に敗れた。

4歳（2006年）

2月11日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた16戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた19戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月25日、中0週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた23戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

11月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた26戦目は、藪井武志騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた28戦目は、スプリングタイム特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた29戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた30戦目は、中野区特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた31戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた32戦目は、芝桜特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた33戦目は、成増特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた34戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた35戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、内外タイムス賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた36戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の百日草特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた38戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた39戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた41戦目は、埼玉の米彩のかがやき賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた42戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた43戦目は、イーバンク銀行 IN 川崎賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。